2015年10月02日号

死因別死亡数の第4位!


 「役所から肺炎ワクチン接種案内があった」とA子さんが来院した。A子さんは大きな既往歴もなく、現在治療中の疾患もないが、通称メタボ健診とインフルエンザ予防接種は毎年受けている。同じ訴えでB江さんが来院した。B江さんは初診、「私、健康だけがとりえ。大きな病気もないし、現在も健康そのものよ。定期健診の必要も感じてないけど、役所から連絡があったから…」と。2人とも今年度中に65歳になる。


 肺炎球菌ワクチン接種を希望された方には、必ずこのワクチンについての説明を行う。要点は、①すべての肺炎には有効でないこと、②1回の接種で5年間有効、以後5年毎に接種する必要があること、③平成26年度から30年度までに65歳から100歳まで5歳刻みの年齢に該当する人が公的補助を受けられ、次回からは自費接種になること、④過去に肺炎球菌ワクチン接種を受けている人は対象とならないこと、⑤副作用の種類や頻度、重症副作用があった場合、公的救済制度があることなど。


 厚生労働省が発表した平成26年度の死因別死亡数統計によれば、1位が悪性新生物、次いで心疾患、脳血管障害ときて4位が肺炎。肺炎を引き起こす病原体は、ウイルス、マイコプラズマ、細菌、真菌、その他の病原体など種々、日常的に見られる肺炎の3割を肺炎球菌が占めている。この菌は19世紀後半にパスツールによって発見された。菌体の表面を覆うサッカロイドの性質で93種類に分類されるが、高齢者接種に用いられるワクチンは、このうち23種類に有効で、肺炎を起こした肺炎球菌の7~8割を占める。


 「この場で決めなくとも、後で電話連絡ください」と告げ、2人とも「わかりました」と言って帰った。その後、A子さんから「家族と相談し、接種する」と連絡があり、接種日を決めた。しかし、B江さんからは何の連絡もなく『梨のつぶて』…私の説明が不十分だったのか?


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