2016年01月01日号

新しい年を迎えて!


 明けましておめでとうございます。元旦の食膳には、お屠蘇や雑煮、おせち料理が並びますが、今回は、おせち料理について書きます。「おせち料理」には、五穀豊穣、不老長寿、子孫繁栄などを願って海の幸、山の幸が沢山使われています。食材が豊富に入手可能な現在、正月限定の料理は極めて珍しくなっています。


 我が家でも、年々おせち料理の簡素化が進み、料理屋やデパートに注文した品が並び、それもあまり手が付けられないまま、いつしか食卓から消えてしまっていました。「こんな状況では我が国の伝統文化が廃れる」との危機感を覚え、今年は、おせち料理を手作りすることにしました。先ず、インターネットで「おせち料理」を検索して情報収集から始めました。


 黒豆は、真黒になるまで勤勉に働くとの連想で関西では「丸くふっくら(円満)」と、関東では「皺が寄るまで(長寿)」という意味。昆布巻きは昆布が「養老昆布(よろこぶ)」に通じて不老長寿、「なます」はしっかりと根を張る清浄な白い大根と祝いの赤の人参とのコラボ、「きんとん」は金団と書いて金銀財宝、伊達巻は文書の巻物に見立てて勉学を意味するようです。旨煮はゴボウやレンコン、里芋などを使いますが、それぞれ根を張る土台、穴が多くて先を見通せる透視力、子沢山の子孫繁栄を意味するようです。以上を自作し、海老や鯛、京都で購入した「ごまめ」の佃煮、お歳暮に頂いた数の子を盛り合わせて立派な「おせち料理」が出来上がりました。


 末尾になりましたが、今まで10余年間、このコラムを月に2回連載させていただきました。しかし、今回をもってこの連載を終了させていただくことになりました。昨秋に、連載のきっかけを作っていただき、連載継続を叱咤激励していただいた発行社顧問のK氏が糖尿病や前立腺癌との壮絶な戦いの末、他界されました。改めて故人のご冥福をお祈りいたします。


機動戦士ガンダム CD

トラックバックURL:

« 気づき | TOP | 糖尿病網膜症治療の最前線 »

[PR]SEO対策済みテンプレート