2016年04月08日号

イズイ


 「いずい」と言う言葉をインターネットのウィキペディアで検索すると北海道、宮城県などで使用される方言で、物事一般について「違和感がある」「しっくりこない」「フィットしない」「居心地が悪い」「気持ちが落ち着かない」などの意味があるとのこと。語源は「身の毛がよだつほど恐ろしい」という「えずい」からきているそうです。


 眼科的に結膜、角膜、まぶたの異常があるときに「イズイ」といいますが、目が痛いような気がする、何となくごろごろする、違和感がある、何となくかゆいなど、「しっくりこない」という感じを微妙に言い表しています。使い勝手が良いので眼科では無くてはならないことばです。


 さて、この「いずい」は、冬場から春先に多くみられます。室内乾燥によるドライアイ、ハウスダストに加え白樺花粉などによるアレルギー症状が関係していると思われます。年齢は20歳代から80歳以上まで幅広く、男女差はありません。自覚的には「いずい」以外に、目が乾いたような感じがする、すっきり見えない、目が疲れやすい、などの症状も伴います。これらの症状は、朝方よりもむしろ夕方から夜になると悪化する傾向があります。外見上球結膜(白目)は軽く充血しており、まぶたをめくると、瞼結膜にも同様の結膜炎症状がみられます。角膜(黒目)は外見的には異常が無いようにみえますが、角膜表面を染めてみると、涙の層は不均一になり外に露出した部分には微細な傷が見られます。またカサカサした目やにが目の内側に溜まることもあります。これらアレルギー結膜炎とドライアイが混在した状態で炎症が強くなると、角膜感染の危険性が高まるため要注意です。治療は抗炎症剤と人工涙液や角膜保護剤などによる点眼治療が主体で、必要に応じて抗生物質などの点眼治療も行います。コンタクトレンズ(CL)を装用している人は、CL の上から点眼できるドライアイ治療薬や抗アレルギー剤を使用します。


 医療法人社団 はやし眼科 林 一彦 院長
 江別市大麻中町2―17メディカルビルおおあさ3F【TEL】388―1220。


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