2016年05月13日号

認知症の「予防」と「早期発見」


 今、65才以上の7人に1人が「認知症」と診断され、これからも増えると考えられています。


 認知症に対しては、①病気にならない努力(予防)②早く見つけること(早期発見)――の2つが大きな決め手になっていますが、実は「予防」も「早期発見」も思っているほど難しくはありません。


 予防…《毎日できることを見つけましょう》が第1歩です。「毎日できること」は簡単なことでいいのです。そして、《毎日脳を動かしましょう》。これは計算問題を解いたり、漢字を覚えたりすることではありません。具体的には――まず、1日の行動で1つ、2つ時間的な予定を立てましょう。暇だから買い物に行こう!ではなくて、何時に買い物に行く!と決めることで脳が動きます。この日々の積み重ねが認知症の予防につながります。自ら予定を立てていくことが重要です。


 早期発見…認知症の症状は患者によって様々ですので、「認知症に共通する症状」を知っておくことが早期発見につながります。認知症の特徴は、物忘れの自覚がない!ことです.私は物忘れをしない、と思ってる方が認知症の可能性があります。いつも自分の物忘れのことを心配している方は認知症の可能性はありません。ぜひ家族や知人に,最近物忘れしますか?と聞いてみてください。


 治療は?…認知症の治療の基本は完治ではなく現状維持、これ以上悪化させないことです。そして、治療において最も重要なことは脳を動かすことです。患者を取り巻く環境が、脳を動かす状況になった上で、薬による治療を始めてこそ効果が望めます。認知症が悪化する最大のきっかけが、家族の間違った対応!そのため治療で重要なことは家族への指導です。家族が認知症という病気をきちんと理解して対応していかなければ薬の治療を始めても効果は望めません。


 常に認知症かも?という目で見れば、必ず早期発見に繋がります。


 脳神経外科まつばらおさむクリニック 松原修院長
 まつばらおさむクリニック/厚別西5条1丁目16―20【TEL】801―7000。


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