2016年06月03日号

小児の眼の検査


 視力検査は本人の申告による検査ですので,結果をどこまで信頼して良いものか,悩ましい場合があります。


 個人差はありますが、3ヶ月で0・02~0・03、6ヶ月で0・04~0・08、1歳で0・2、3歳で0・7~1・0と徐々に成長してくるといわれています。実際に視力測定ができる年齢は3歳以降のことが多いようです。


 眼科受診された場合の大まかな検査の流れをお話しします。


 まずは、視力検査と屈折検査(近視、遠視、乱視の程度を調べます)。小児の視力検査は、集中力との戦いですので、いかに手際よく進めていくかというのがポイントになります。


 次に眼の位置や動きの検査。視線がずれている時は、具体的にどのくらいずれているのか、ずれる頻度はどのくらいか、再現性があるかを測ります。斜視が疑われるケースなどでは特殊な眼鏡をかけてもらい、ものを立体的にみることができるかどうかチェックします。また眼の位置によって斜視の程度にばらつきがないかどうか。眼を動かす神経の麻痺がないかどうか調べます。


 最後に眼底検査をして、眼球自体に異常がないか調べます。


 眼底検査の薬を入れる前後で、近視や遠視の度数が変わることがしばしばあるため、再度屈折検査をします。


 点眼前は近視だったのに、点眼後は近視が検出されないことが希にあり、俗に「仮性近視」と呼ばれています。


 しかし仮性近視の状態が本当にあるかどうかは賛否両論があります。点眼薬も数ヶ月使用したにもかかわらず視力改善が得られないようでしたら、眼鏡処方に踏み切った方が良いでしょう。視力が低下している例でも、小児は訴えることはできません。検診をすり抜けて発見が遅れてしまうケースもありますので、周囲の大人の気付きが重要になります。


 江別こばやし眼科 小林 和夫 院長
 江別こばやし眼科/江別市元町27―3【TEL】380―1010。


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