2016年07月01日号

睡眠時無呼吸症候群


 「睡眠中によくいびきをかいている、呼吸が止まると言われる、日中強い眠気のために仕事に集中できない。」こんな症状があてはまる人は、「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。


 睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が停止する状態が何度も繰り返される病気です。


 本来、睡眠は脳と身体を十分に休息させるためのもの。その最中に呼吸停止が繰り返されることで、身体の中の酸素が減っていきます。すると、その酸素不足を補おうと、身体は心拍数を上げます。脳や身体には大きな負担がかかっているのです。脳も身体も断続的に覚醒した状態になり、強い眠気や倦怠感、集中力低下など、日中の様々な活動に影響が生じてきます。


 生活習慣病とも深い関わりがあり、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞といった命に関わる病気の発症率が高いことがわかっています。


 睡眠時無呼吸症候群のほとんどは、空気の通り道である気道がふさがってしまうことによって起こります。肥満傾向にある男性は要注意。首や喉の周りの脂肪が増えると気道が狭くなり、発症の可能性はぐんと高くなります。
 診断には簡単な装置をつけて、睡眠中の呼吸の状態を調べます。自宅で普段通りに寝ながら行えます。


 治療の代表例がCPAP(シーパップ)療法です。具体的には睡眠中に鼻マスクを装着し、鼻から一定の圧力をかけた空気を気道に送り込むことで、気道がふさがるのを防ぐ治療法です。非常に有効な治療法で、一晩で劇的な改善がみられるケースもあるようです。


 日常生活では、肥満に気をつけることはもちろん、就寝前の飲酒や睡眠薬の服用、喫煙習慣はいびきや無呼吸を悪化させるリスクがあるので避けましょう。また、睡眠時の姿勢は仰向けよりも、横向きのほうが気道のふさがりを防止することができます。



 大麻内視鏡内科クリニック 三浦 淳彦 院長
 大麻内視鏡内科クリニック/江別市大麻東町31―1【TEL】386―3366。


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