2016年07月22日号

永六輔さん


 ♪見上げてごらん 夜の星を 小さな星の 小さな光が ささやかな幸せを うたってる――東京オリンピックの前の年、昭和38(1963)年に坂本九が歌って大ヒットした。まるで心の宝石がちりばめられたようなこの歌で、何度慰められた事かと思う。


 「上を向いて歩こう」「黒い花びら」「こんにちは赤ちゃん」「遠くへ行きたい」…いずれも作詞は永六輔。ラジオのパーソナリティー、タレント、随筆家、放送作家、作詞家――などと多才ぶりを発揮したが、作詞の仕事だけでも偉大な実績をのこした。世の中の上から下まできめ細やかにとらえて、生きる元気を与えてくれた…小さな枠に収まりきれない人だったような気がする。


 永さんの「大往生」(岩波新書)という本のなかに「(前略)人は死にます 必ず死にます その時に 生まれてきてよかった 生きてきてよかったと思いながら 死ぬことができるでしょうか そう思って死ぬことを 大往生といいます」というのがある。そう思って死んでゆきたいと素直に思う。そんなことも教えてもらった。


 7月7日、永六輔さん逝去。戦後の多くの人々に愛されたザ・ピーナッツの伊藤ユミさん(妹・75歳)も5月18日に亡くなった。


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