2016年07月29日号

糖尿病網膜症


 糖尿病網膜症の怖さは、自覚症状がないまま進み失明のリスクがあることです。糖尿病の方が網膜症を発症する割合は15・0%~23・0%と言われています。ではどのような方が網膜症を発症しやすいのでしょう?


 ○血糖が高い(高かった)方 血糖コントロールが悪い方は網膜症になりやすく、進行しやすいと言われています。現在血糖コントロールが十分でも、以前高かった方は注意が必要です。


 ○糖尿病歴が長い方 糖尿病網膜症が出てくるのは、糖尿病になってから数年から10年ほどしてからが多いようです(7年で約50%、20年以上で約90%発症とのデータがあります)。「ずっと“異常なし”だから大丈夫」とは言えません。


 ○血圧が高い方 高血糖と高血圧は互いに悪影響を及ぼし合うと言われます。網膜症を発症した方は、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高いと言われています。


 次に、糖尿病網膜症を発症させないにはどうしたら良いでしょう?
 ○血糖コントロールを続けましょう
 ○血圧のコントロールも重要です
 ○早期発見・早期治療 糖尿病網膜症は眼底写真では写らない周辺部網膜から発症してくることが多く、早期発見のためには散瞳剤を使用した眼底検査が必要です。
 ○定期的な眼科受診 日本は先進国の中でも糖尿病の方の受診率が少ないと言われています。糖尿病網膜症の治療は日進月歩で、レーザー治療、注射、硝子体手術までさまざまな選択肢が出てきました。選択肢が多いのは望ましいのですが、治療の適応も時代によりかわりますので、眼科医の判断が重要になります。


 ある程度病気が進んでしまうと、たとえ血糖コントロールを良くしても網膜症は進行するため、身体的にも経済的にも患者さんの負担が大きくなってしまいます。早期発見、治療の継続が最も大切です。


 江別こばやし眼科 小林 和夫 院長
 江別こばやし眼科/江別市元町27―3【TEL】380―1010。


キッズ・ベビー・マタニティ

トラックバックURL:

« カモメとウミネコ | TOP

[PR]SEO対策済みテンプレート