2016年10月07日号

おかしな世の中


 「『死ね!バカ!』これが指導?~広がる“ブラック部活”~」――こんなタイトルで今年8月1日に放送されたNHK「クローズアップ現代+(プラス)」の内容は、中学校や高校の部活動の現場で、生徒の人格を否定するような暴言を浴びせる・何日も無視する・執拗な個人攻撃・屈辱的な土下座をさせたり体調を崩すほどの長時間拘束などといった、顧問から生徒への陰湿なハラスメントが、体罰を否定する機運が広がるその一方で深刻化しているというもの。番組では、“健全な心と身体”や“自主性”などを養う場であるはずの部活動の現場で、いま何が起きているのか…が詳細にレポートされた。


 まじめな子供だった中学2年生の知人の息子が、友達とのちょっとした成り行きで部活を“サボる”形になり、それを知った顧問の教師が部員全員を集めて“裁判”をしたというショッキングな話を聞いた。独り被告席に立たされ、尋問され、判決は「雑用係・練習はさせない」…。その後部員から「いつ(クラブを)やめるのよ。まだいるつもり?」などと執拗ないじめが続く。数日後、担任の先生から「様子がおかしい」と親元に連絡が入る。心身に変調がみられ、方々で診察してもらった結果、いじめなど精神的なショック、心理的ストレスが引き金にもなって思春期に多く発症する、「起立性調節障害(OD)」という深刻な病気に追い込まれていたことがわかった。


 平気で人を傷つけ、おとしいれ、嘘をつく、政治家、教育者、そして大人たち…世の中が本当におかしくなっている。子供たちも本当にかわいそうだと、つくづく思う。


SDHC 16GB

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