2016年12月09日号

カジノ法案


 ああ、日本が壊されていく――通称「カジノ法案」と呼ばれる賭博(とばく)場を解禁する法律が、2日の衆議院内閣委員会で自民党と日本維新の会と公明党の一部議員の賛成多数で強引に可決されたというニュースを聞いて、暗い気持ちになった。「統合型リゾート施設(IR)整備推進法案」とかいう法律だそうだが、実態はバクチ場の解禁だ。


 観光立国を目指す日本で、外国人客を誘致する経済効果などを狙うのだそうだが、麻薬と同じで、人を滅ぼし国を滅ぼすと、奈良時代より前の1300年以上も昔から国法で禁止されてきたバクチをなぜこうも簡単に“解禁”してしまうのか。


 競馬などに狂って会社の金にまで手を出し、家族親族も不幸にしてしまった知り合いが何人もいた。人には欲望にもてあそばれる弱い部分があるから、日本では競馬、競輪、競艇、実質的にはパチンコなども含めて数種類の賭博に限定されているが、それでも厚労省の推計では、「ギャンブル依存症」の患者は成人人口の20人に1人の4・8%、536万人に上るとみられ、米国1・6%、香港1・8%、韓国0・8%などに比較して世界でも際立って高いという(2014年8月21日毎日新聞)。


 だいたい、カジノ解禁で、経済効果も含めて世の中が良くなったという話が海外からも聞こえて来ない。喜ぶのは、暴力団などの裏社会と、世の中を犠牲にしても自分だけ儲かれば良いという会社・投資家(海外企業も)と…“年金カット”法案など騒がれては困る施策を隠したい安倍首相をはじめとした政治家と…自分の利益のためなら社会が荒(すさ)んでしまってもいいという人たちなのではないか。


 どさくさに紛れて強引に「カジノ法案」を出して賛成した政治家の背後にはどんな勢力があるのか…バクチ解禁を“喜ぶ”勢力なのか?


あせも対策

トラックバックURL:

« 軟かい素材で入れ歯の裏打ち | TOP

[PR]SEO対策済みテンプレート