2017年02月10日号

冬はドライアイに注意


 ただ今冬真っただなか。寒い日が続きますが、日も徐々に長くなり春の気配も感じられます。この時期の寒さと乾燥は、ドライアイ(目の乾燥病)を悪化させます。そこで今回はドライアイとはどんなものか、日本眼科医会発行の小冊子、目と健康52「ドライアイに悩む方へ」を参考にお話しします。


 ドライアイは、今まで涙の不足が目の乾く原因と想定されていましたが、最近は涙の量は足りているのに角膜表面に涙がうまく留まることが出来ず、涙膜(角膜の表面を均等に覆う涙の膜)が不安定なことが主な原因と考えられています。むろん涙の絶対量が足りないものもあります。いずれにしても涙の異常により目に不快感を引き起こす慢性的な眼病です。年齢が40歳以上になるとドライアイはおよそ17%といわれ、同年齢層の緑内障は約5%ですので、緑内障のおよそ3・5倍になります。加齢によりドライアイは増加し、中年を過ぎた女性に集中します。男性に比べ約2倍の頻度です。主な症状は、目が乾く、ゴロゴロ、開けにくい、疲れるなどですが、視力が不安定でまばたきをすると一時的に視力が改善するのも症状の1つです。眼局所の問題としてはコンタクトレンズ装用やコンピューター作業、スマホの長時間使用などが発症の引き金になり、ドライアイを悪化させる要因にもなります。ストレスも関係しており、交感神経が活発になる「ストレス状態」では涙が少なくなり、仕事が休みになると副交感神経が優位になり涙が増えドライアイ症状が軽減すると言われます。全身病によるドライアイもあります。シェーグレン症候群という自己免疫疾患は、涙腺や唾液腺を侵し目の乾きに加え口腔内も乾燥します。薬物の副作用として、抗不安剤、抗精神薬、抗ヒスタミン剤、利尿剤の一部も涙の分泌を減らすことが知られています。


 水分を補う人工涙液やヒアルロン酸、結膜からムチンや水分を分泌させる点眼、血清点眼、涙点プラグなど程度に応じて様々な治療を行います。


 医療法人社団 はやし眼科 林 一彦 院長
 江別市大麻中町2―17メディカルビルおおあさ3F【TEL】388―1220。


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