2017年02月17日号

メニエール病


 めまいの代名詞のように有名なメニエール病ですが、めまい全体の中でメニエール病の割合はそれほど高くない印象です。特徴としては急な回転性のめまい発作が数時間程度続くこと、一側または両側の低音部の難聴、低音の耳鳴が同時期に起こることです。またこれらの症状を反復しやすいことも挙げられます。


 病因としては内耳のリンパ液の循環障害が考えられています。その原因は明らかではありませんが、体調を崩した時やストレス、遺伝的なものなどが考えられます。また天候に伴い悪化する方も見受けられます(研究では否定されているようですが)。


 内耳性のめまいはいずれも自然と改善する事が多く、メニエール病でも多くは治療しなくても数日のうちに軽快します。しかし難聴については自然軽快することもしないこともあり、治らなかった場合には基本的に後遺症として残ってしまいますので早期の治療が必要です。初期症状のめまいが比較的強く、頭痛や嘔吐を伴う事も多いため、まずは脳外科を受診されることも多いようです。頭痛、嘔気は強いめまいであれば脳が原因でも内耳が原因であっても良く認められる症状ですが、特に高齢の方では脳梗塞、脳出血などがないか脳外科受診が優先でも良いと思います。難聴、耳鳴が伴う時はめまいが治るまで待たずになるべく早期に聴力検査を受けた方が、難聴の治療効果は良い傾向にありますのでご注意を。


 私自身、台風や吹雪の前日辺りから、耳のつまり感や反響、ふらつきなどを最近感じるようになりました。医学的な根拠は全くありませんが、人間にもナマズのように気候の変動を感じられる機能がどこかに隠されているのでしょうか。天気予報以上の精度と自負しております。
くろだ耳鼻咽喉科クリニック 黒田 努 院長


 くろだ耳鼻咽喉科クリニック/江別市大麻中町2―1【TEL】387―8000。


あせも対策

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