2017年06月30日号

笑顔の効能


 前に大略こんなことを書いたことがある(2007年9月7日号)――。


 「売り言葉に買い言葉」といえば、「相手の暴言に対して、それに相当する暴言でやり返すこと」などと辞書にあるけれど、暴言ではなくとも言葉の裏に棘(とげ)を含む感情的なやり取りもまたある。棘があれば傷もつく。たいした悪意はないのに、言葉、態度ひとつで角が立つ。だから社内では、《売り言葉禁止令》なるものを出そうかと思っている…。


 散歩人の顔というものは、お世辞にも観賞に堪え得るものとは言い難い。毛髪不足もゲジ眉もタレ目も許そう。しかし、上下の唇が左右にずれて口元はへの字にゆがむ。悪役の顔…。最古参のスタッフに「朝、出社する時のぶすっとした顔を何とかしてくれ」と言われたことがあった。機嫌が悪そうで気がめいる、雰囲気が暗くなるなどと言うのである。本人は“普通の顔”のつもりなのだが、まわりの印象は違うらしい。で、社内ではできるだけ“顔”を気にするようになった。


 外へ出ても同じだ。と、これが楽しい。コンビニのブスッとしている店員にありがとうと笑いかけると、笑顔を返してくれる。横断歩道で車を止めて、どうぞと笑いかけると、ほとんどの人から会釈をもらう。「売り笑顔に買い笑顔」…。不細工な顔でも、これは通じる――。


 それ以来、イヤな思いをすることが格段に減った。実はみんないい人だったみたいなのである…。


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