2017年07月07日号

恥ずかしくて、恐ろしい


 30歳で5厘(りん)刈りの丸坊主にした。散髪に行くたびに毛生え薬の宣伝をされるのが煩(わずら)わしくて、床屋で「丸坊主。一番短いヤツで!」と言ってしまい、後に引けなくなった。五厘は約1・5ミリ。丸坊主で一番短いのが五厘刈りだった。「本当にいいんですか?」と念を押してから、店主はバリカンを手に持った…。


 あれから三十余年。坊主頭にして開き直った感じになってから、人目も気にならなくなって、結構気楽に生きてきた。毛が無いのに気づくのは鏡に映った時だけなのだ…。


 ところが最近、テレビもラジオも連日ヒステリックにわめき立てる「この、ハゲーーッ!!」には、ちょっと辟易(へきえき)している。自民党の豊田真由子(42歳)衆議院議員の秘書に対する罵声と暴行を伝えるニュースやワイドショー。そりゃ禿(は)げ頭だけどさ、朝昼晩これでもかと大声でののしられている感じでいい気分はしない。


 東京都議選の自民党候補の応援演説で「防衛省、自衛隊としてもお願いしたい」と、勝手に防衛省と自衛隊の名で投票依頼をしたのは稲田防衛相。大臣だから自衛隊も自分の思い通りにできると思ったのか…。


 優秀(?)な経歴があっても、こんな人間が国民の代表だと思うと、何とも恥ずかしくて、考えてみれば恐ろしい。ウソと欺瞞(ぎまん)に驕慢(きょうまん)が加わって、目くらましのメッキが剥(は)げてきた…。


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