2017年07月21日号

夏の盛りに


 最高気温が30度を超える真夏日が10日以上も連続して続いていると、7月15日付の新聞に出ていた。季節のめぐりを表す二十四節気の「小暑」が7月7日で、7月23日には夏のピーク「大暑」を迎える。夏は盛りだ。


 この二十四節気のほかに季節の移り変わりを知らせる「雑節」というのがある。節分や春秋の彼岸、八十八夜、二百十日…などで、その一つが「土用」といい、立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を土用というのだそうだが、一般的には立秋前の18日間、暑い盛りの夏土用をさし、細かく言えばこの期間を暑中とも呼んで、暑中見舞いなんかを出す。今年は7月19日が土用の入りで、夏負けしないと平賀源内が仕掛けたと世にいわれる「土用丑(うし)の日」の“土用鰻(どよううなぎ)”の出番は、土用の期間中の「丑の日」で今年は7月25日と8月6日の2回あるのだという。


 ま、土用鰻はさぞかしうまかろうとは思うけれども、果てしない南の海のマリアナ海溝で産湯をつかい、黒潮に乗って長い長い旅をしてようやくたどり着いて日本の川で成長した鰻さん(養殖はようやくたどり着いた稚魚を獲り育てただけ)、しかも、絶滅危惧種に指定されている鰻さんを、そりゃ、おいしいだろうけど…うまいうまいと血も涙もなくあなたは食べられますか?え、食べられる?罪悪感はないんですか?少しはこっちへ回してもいいんですよ。私がその罪を背負ってもいいんですよ。え、余計なお世話だ?本当に血も涙もない人ですね……。


 最近はいろんな“ウナギ”がどこにでも“安く”売られていて、モウモウと煙を上げて焼く昔ながらの鰻屋さんには、それなりの値段はしても鼻から先に誘惑されてしまいかねないのだが、どちらにしても「ウナギは数が激減している貴重ないきもの」で、大切に食べないとバチが当たりそうなのだ。


 ところで、毎週土曜日になると「土曜うしの日」と張り紙して、牛肉の特売日の宣伝をしていたスーパーがあったが、何だかほほえましく感じたのを覚えている。まだ、続いているのだろうか…。


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