2017年09月15日号

日本の『現実』が知りたくて…


 右だ左だと、何だかよくわからない争いをしている世間が理解できなかった。平気でウソを吐いたり、よく知りもしないのに胡散臭い情報を流して、したり顔で国民を欺く、厚顔無恥というべき政治家や学者や評論家に、うんざりしていた…。いったい日本という国は、なぜこうも道理というものが通らないのだろう…何かすっきりしない思いを抱いてきた。いつの間にか国会ではない所で物事が決まっていたりしている…。国会同様、選挙民である国民も軽くみられている…なぜなのか…。


 そんな疑問の多くを解決してくれるような、本がとうとう出たと思った…。8月末に発刊された「知ってはいけない~隠された日本支配の構造~」(矢部宏治著)=講談社現代新書=。米国と日本の公文書を綿密に調ベていくと、その権力構造は日米合同委員会という「米軍部+日本の官僚」の米軍主導の組織(米側代表・在日米軍司令部副司令官/日本側代表・外務省北米局長=2012年=)にたどりつく結果を報告したもので、その実態と対米従属の根幹に迫り、日本の「真の権力構造」を、丹念に調べた「事実」にもとづいて解明している。日本の現実をはっきりした構図で把握できる大きな拠り所になりそうだ。


 実は「戦後日本」という国には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない、「ウラの掟」が存在し、そのほとんどは、日米の政府間ではなく、米軍と日本の官僚との間で直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としているというのだ。政治家がムニャムニャするのもこのせいだったかもしれない…。


 本の構成は――【第1章】日本の空は、すべて米軍に支配されている【第2章】日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある【第3章】日本に国境はない【第4章】国のトップは「米軍+官僚」である【第5章】国家は密約と裏マニュアルで運営する【第6章】政府は憲法にしばられない【第7章】重要な文書は、最初すべて英語で作成する【第8章】自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う【第9章】アメリカは「国」ではなく、「国連」である【追記】なぜ「9条3項・加憲案」はダメなのか――。


 この本から、これから国民としてどうすればいいのか、何か見えてくるかもしれない…。


マイケルジャクソン CD

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