2017年11月03日号

骨粗しょう症のくすり


 皆さんは、歯科医院で抜歯や手術が必要になった時に、歯科医師から骨粗しょう症の薬を飲んでいませんかと聞かれたことはありませんか?


 近年、歯科界では、骨粗しょう症やがんの治療薬(ビスホスホネート系薬剤など)が原因で、顎骨壊死がおきているとの報告がされてきました。典型的な症状としては、歯ぐきの部分の骨が露出したり、痛み、あごの腫れ、膿が出る、歯のぐらつき、下唇のしびれなどが出ます。病変が生じる部位は、現在のところあごの骨に限られています。その頻度は最大に見積もっても0・1パーセントといわれていますが、一度発症すると完全に治癒するのは困難です。そこで、歯科医側も慎重にならざるをえないのです。ですが、安易にビスホスホネート系薬剤の服用を止めてしまうことも考えものです。骨折リスクの高い患者さんにはとても必要な薬です。又、休薬しても発生率に変化はないとも言われ出してきました。


 ではそのような時、患者さんはどうしたらいいのでしょう?顎骨壊死は、口の中が不衛生な状態において生じやすいとされています。従って、定期的に、歯ぐきの状態のチェックを受け、ブラッシング(口腔清掃)指導、除石(歯石の除去)処置などを受けておくことが大切です。喫煙もリスク因子なので、禁煙をお勧めします。必ず歯科医師に治療のことを伝え、お薬手帳などを見てもらいましょう。歯科医師の処方で抜歯や手術の前に抗菌薬を多めに服用することも必要です。


 又、お薬手帳には注射薬は記入されていないので、半年に一回程度の注射による治療をされている患者さんは、忘れないで、歯科医師に伝えることも大事です。


 森林公園歯科医院 原田江里子 歯科医師(補綴専門医)
 森林公園歯科医院/厚別区厚別北2条5丁目1―12【TEL】891―2022。


穴あきレギンス

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