2017年12月15日号

部活動、いま…


 「中2の娘の吹奏楽部の顧問の先生の指導に疑問を感じています。去年までの先生は経験もあり、指導熱心な先生で娘たちも楽しく活動していました。その先生が移動して新しく顧問になった先生はヒステリックに子供たちを威圧し、指導ではなくいじわるとしか思えません…」。NHKの朝のラジオ(12月5日放送第1ラジオ「すっぴん!」9時台・こそだてカフェ)で、こんなリスナー(聴取者)からの悩み相談が紹介された。


 この相談に答えた教育評論家の尾木直樹氏の第一声は…「先生の気持ちが痛いほどわかるんです」。子供たちにつらく当たるしかない気持ちが100%理解できるというのだ。「この先生が、この部活の顧問をやりたくてやっているんじゃないというのがありありと見えるんですよね。誰か顧問をやらないとこの部活はつぶれてしまう。だから、教頭先生とかに、ねえ頼むよあの子たち助けると思って引き受けてくれないかと言われて、引き受けた顧問だと思います」「前の先生は好きで一生懸命やっていたんでしょうけど、この先生は(指導する)自信がまったくない。そうするとため息も出るわけですよ。私にできるわけないのに、この子たちは無茶言って、私の気も知らないで…と」。


 尾木ママは言う。「給料もそんなに出るわけじゃなく、部活の顧問ははっきりとボランティアなんです。学校の業務ではあるけれども、教員が絶対やらなければならない仕事じゃない」。「例えば陸上なんてやったこともないのに、先生お願いだからと頼んで来られたら、やっぱりかわいそうになって引き受けるんですよ。管理顧問と言いますけれども、一応名前だけ顧問で実技指導はできないよという先生もいるの。それが、生徒や親から(実技などの指導について)指摘されたりしてもつらいですよ」。教師の過重な労働実態が深刻視される中、3年前に行われた世界の平均との比較調査では、部活にさく時間は世界平均の3・5倍…。一生懸命やっている子供たちがかわいそうだが、一方で深刻な問題が横たわる教育現場。その板ばさみになっている現実…。


 「先生のことをいろいろ指摘したり批判するよりは、いろいろ御苦労されていることに感謝して、ねぎらう気持ちの方が先だと思います」。そこからいろんな工夫も出たりして乗り越えることができるのではないか。そう尾木ママはアドバイスした…。この実態、親も子もほとんどの人が知らないのではないか。


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