2018年02月16日号

口内炎


 代表的な口内炎であるアフタ性口内炎は中心は白くやや陥凹し、周囲は赤くなります。強い痛みで食事が摂りにくくなることもあります。一つだけできる場合から多数できる場合まで様々です。原因は分からないことが多いですが、特殊なものとしてヘルペスウィルスによるものでは歯肉が腫れたり、初感染では顎下のリンパが腫れたり発熱することもあります。コクサッキーウィルスによるヘルパンギーナでは扁桃周囲に水疱性の発疹が多数出現します。


 口内炎の治療薬は軟膏が薬局でも市販されております。大体は成分にステロイドが入っており抗炎症効果がありますが、使用には注意が必要です。長期間連用しますと細菌や真菌(かび)が生えやすくなります。真菌性の口内炎に使用した場合には悪化させることになります。アフタに代表される通常の口内炎では使用して数日で改善しますので、良くならない時は受診された方がよいでしょう。


 しつこく繰り返すことがありますがこれも原因不明なことが多いです。時に目、皮膚の炎症を起こすベーチェット病、腸粘膜に炎症を起こすクローン病などの部分症状であることもあります。


 癌を心配されて来院される方もいますが、癌では自然に小さくなったり消えたりすることはまれです。徐々に大きくなったり形がぎざぎざしていたり境界がはっきりしないものでは注意が必要です。


 耳鼻科では口腔内の病気一般も扱っております。ざっくりと、鎖骨より上、脳から下の部位が担当範囲です。目、まぶたは眼科、皮膚は皮膚科、歯、歯肉は歯科、首の骨、筋肉は整形外科、それ以外は迷ったら耳鼻科でOKです。現在は大学でも耳鼻咽喉科・頭頸部外科と名乗っておりまして、耳、鼻、口腔、咽頭、首などの手術も耳鼻科が担当しております。受診するか迷った場合はご相談ください。


 くろだ耳鼻咽喉科クリニック 黒田 努 院長
 くろだ耳鼻咽喉科クリニック/江別市大麻中町2―1【TEL】387―8000。


SMAP CD

トラックバックURL:

« アイヌ遺骨 | TOP

[PR]SEO対策済みテンプレート