2018年03月23日号

春のお彼岸


 夏の暑さ(残暑)は秋分頃まで、冬の寒さ(余寒)は春分頃までには和らいでしのぎやすくなる…「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、本当にそうだなあといつも思う。3月17日、東京では靖国神社の標本木の桜の花が去年よりも4日も早く、平年より9日早く咲いたと、昼過ぎのラジオでやっていた。いつの間にか、もう花便り。地球温暖化のせいだろうか、今年も桜前線は早いペースでやってきそうだ。


 春彼岸の中日「春分の日」は昼の長さと夜の長さが同じになる日。これからは昼が長くなるから、日暮は遅く、日の出は早い。心も何となくゆったりして余裕が出てくる。与謝蕪村(よさぶそん)はそんなのどかさを「春の海 ひねもすのたり のたりかな」=ひねもす…終日=と俳句に詠(よ)んだ。何だか、気持ち良くなって、こっくりこっくりしたくなる気分…。蕪村には「菜の花や 月は東に 日は西に」という句もある。雪国ではまだだが、関東など南の方では2~3月の花。菜の花の黄色が一面に広がる、日が長くなってきた春の夕暮れの情景…。


 春彼岸は旧暦の2月初めにあたる。3月19日(旧暦2月3日)は「三日月」、つまり(旧暦の)3日の月。繊月(せんげつ)と称される細い月が西の夕空にかかる。「上弦の月」は一般的には新月から満月になる中間の半月のこと。月を弓に見立てると、昼間上がる時は張る糸(つる・弦)を下にした状態で出て、夜の空に月が輝いて見える時間帯に上になって見える…だから「上弦の月」。逆に、満月を過ぎて後の「下弦の月」は、夜中に弦を上にして出て、朝方、人が起きる頃に見える時間には弦が下になる…だから「下弦の月」。つまり、沈む時に“弦”が上になるのが「上弦の月」(夕~宵の空に見える)、“弦”が下になるのが「下弦の月」(明け方に見える)…ともいえる。


 3月下旬からは、西の夕空に金星が「宵の明星」となって輝くという。夏にかけて趣(おもむき)のある夕暮れのひと時が楽しめそうだ。♪一番星み~つけた~。


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