2018年05月11日号

7つの話題でクローズアップ展示!!

蝦夷風俗絵巻、永倉新八、懐かしのレコード、オサムシ… 北海道博物館で公開中

 北海道博物館のクローズアップ展示は、総合展示室に7つある、資料や話題を定期的に入れ替えて展示するコーナー。新たに収集した資料や、資料の劣化を防ぐために限られた期間しか展示できない貴重な資料も登場。蝦夷風俗絵巻など巻物をじっくり見ることができるコーナーや、小樽で大正時代まで生きた新選組の元幹部隊士・永倉新八のコーナー、懐かしのレコード、「歩く宝石」といわれるオサムシの北海道固有種のコレクションなども展示されている。現在のクローズアップ展示は次の通り。
 ◇①【巻物を読む~蝦夷国魚場風俗図巻/蝦夷風俗絵巻~】〈7月13日(金)まで〉=巻物とは、絹や紙などをのりでつなぎ合わせて巻きこんだもの。江戸時代の蝦夷地に関する巻物には、海岸の地形やアイヌの風俗などを絵に描いたものが多く残されているという。同博物館の妻沼コレクションに含まれるアイヌの人たちを描いた巻物を2つ紹介…。
 ◇②【新選組の元幹部隊士 永倉新八】〈5月25日(金)まで〉=幕末の京都で江戸幕府に敵対する浪士たちを取り締まった、幕府お抱えの剣客集団・新選組。その幹部隊士の一人、永倉新八(1839~1915年)は、江戸詰めの松前藩家臣の次男として生まれ、明治維新後は松前藩の医者・杉村家の聟養子となって杉村義衛と名前を変えるなど、北海道にゆかりの深い人物。多くの幹部隊士が幕末から明治維新期の動乱のなかで命を落としたが、大正時代まで生きた永倉は、新選組の活動を後生に語り継いだ生き証人となった…。
 ◇③【山田秀三とアイヌ語地名を歩く―旭川―】〈7月13日(金)まで〉=アイヌ語地名研究の第一人者、山田秀三(1899~1992年)が、アイヌ語研究者・知里真志保(1909~1961年)らとともに調査した、旭川地方の資料を紹介…。
 ◇④【文書や絵画に見るアイヌの芸能早坂文嶺筆 蝦夷島奇観】〈7月13日(金)まで〉=実際に「蝦夷地」を訪れて描いたことが確かな資料として特に学術的な信頼性が高い「蝦夷島奇観」。作者の秦檍麿(1760~1808年)は幕府の蝦夷地探索の一員として1798(寛政10)年から数回にわたり「蝦夷地」を訪れた人物で、「蝦夷島奇観」は多くの絵師によって模写された。ここでは、博物館所蔵の早坂文嶺(1797~1867年)の模写にあるアイヌの歌や踊りを紹介…。
 ◇⑤【岩手県から北海道へ渡った神楽】〈7月13日(金)まで〉=北海道には、松前神楽、しし舞、七夕踊り、奴行列、祭ばやしなど、江戸時代から伝わる行事があるが、明治時代以降には、本州などから移り住んできた人々が、ふるさとで習い覚えた神楽やしし舞なども伝えた。こうした地域の人々が行事で楽しむ舞や踊り〈民俗芸能〉には100年以上も続いているものがある一方で、ここで紹介する岩手県からの神楽のように、すでに途絶えてしまったものもみられるという…。
 ◇⑥【懐かしのレコード】〈7月13日(金)まで〉=1960~80年代を中心とした懐かしいレコードを紹介…。
 ◇⑦【「歩く宝石」オサムシ】〈7月13日(金)まで〉=赤や青、緑色に輝くオオルリオサムシとアイヌキンオサムシ。2種ともに世界中探しても北海道とその周辺の離島でしか見られない北海道固有の昆虫。このオサムシはハネが退化していて、硬い前ハネはくっついてカメの甲羅のようになっているという。飛べないため、大きな山や川などがあると越えられないため、道内各地で少しずつ違っていて、多くの亜種に分かれている。北海道を代表する宝石のようなオサムシの色や形の多様性をじっくり観察できる標本のコレクション…。
問い合わせ/北海道博物館【TEL】898―0466。


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