2018年05月18日号

眼圧の話


 眼球はある程度の圧力を持ったボールで、圧が低すぎれば眼の形を保つことができず、逆に圧が高すぎると目の奥についている視神経が痛んでしまいます。


 眼圧を測るには、直接眼球に触れて測る方法と眼球に触れないで測る方法があります。それぞれ利点と欠点があります。


 触れる方法はより正確な値が測れる反面、器械が目に触れますので麻酔薬の点眼が必要になり、また若干ですが感染のリスクがあります。測定者により値にばらつきが出る可能性もあります。


 触れない方法(眼球に風を当てる方法)では、精度はやや劣るといわれますが、測定者によるばらつきが少なく、衛生的に検査ができる利点があります。ただ、眼球に風が当たりますので、苦手な方も多いです。


 眼圧は一日の内でも時間帯によって値が変わります(日内変動といいます)。夜間から早朝にかけて高めになる方が多いようです。また季節でも変動するという報告があります(夏よりも冬の方が高めに出ることが多いようです)。


 いきんだり、逆立ちをしたりすると一時的に眼圧が上がることが知られていますが、ずっと逆立ちをしている人もいないでしょうから、そんなに心配しなくて良いでしょう。


 食べ物や飲み物(お茶やコーヒーなど)で眼圧に悪影響を及ぼさないかしばしば質問を受けますが、通常の日常生活で摂取する分量では問題となるものはないと考えて良いでしょう。


 人によって視神経が耐えられる眼圧の値は異なり、眼圧が正常でも視神経が痛んでしまうことがあります(緑内障の状態です)。


 眼圧値に一喜一憂せず、はたしてその値が問題のある値なのか、様子をみていい値なのか、日々の変動も考慮し長期的に見ていく必要があります。


 江別こばやし眼科 小林 和夫 院長
 江別こばやし眼科/江別市元町27―3【TEL】380―1010。


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