2018年05月18日号

平成29年の厚別・江別犯罪発生状況

全国・全道とも15年連続で減少 暴行・傷害など増加 オレオレなど特殊詐欺も

 警察庁の発表によると、平成29年1年間(1~12月)の全国の刑法犯罪認知件数(通報などにより発生が認知された事件数)は91万5042件で、前年の平成28年より8・1%、件数にして8万1078件減少した。犯罪認知件数285万3739件にのぼった平成14年をピークに翌平成15年から毎年減少し続け、15年間で3分の1以下になったことになる。犯罪別の前年対比は、殺人・強盗・放火など「凶悪犯」は5・7%減、暴行・傷害・脅迫など「粗暴犯」は3・1%減、「窃盗犯」は9・4%減、わいせつなど「風俗犯」が6・6%減と前年と同様に軒並み減少している一方で、これも前年と同じく詐欺や横領など「知能犯」だけは2・7%増と、増加傾向。賭博とわいせつ犯からなる「風俗犯」は全体の98・0%をわいせつ犯罪が占める。増加した「知能犯」は、詐欺が引き続き微増した。


 一方、北海道警察が発表した平成29年の刑法犯罪認知件数は2万8160件。前年比12・0%、3853件の大幅減少。やはり平成15年から15年連続して減少し、全国統計と同様に、近年でもっとも犯罪件数が多かった平成14年(9万4091件)の29・9%にまで減っている。7割の減少だ。犯罪別の前年対比は、「凶悪犯」が10・4%減、「粗暴犯」は同13・3%増、「窃盗犯」13・7%減、詐欺など「知能犯」同5・6%増、わいせつ犯罪など「風俗犯」同6・4%減――。特殊詐欺などが相次ぐ「知能犯」の増加とともに、北海道内では前年に引き続いて暴行(暴力をふるう犯罪)や傷害(けがをさせる犯罪)など「粗暴犯」が2ケタ台の高い増加傾向にあるのが注目される。「粗暴犯」は道内市部・町村部とも増加しているが、特に特定の犯罪行為が目立つ傾向ではなく、最近は、日常のさまざまなもめごとや例えば交通ルール上の言い争いなども、そのまま警察に持ち込まれたりする例が増えているという。まずすぐに警察に通報する、そんな「意識の変化が感じられる」とある警察官は言っている。「許せない」「何をされるかわからない」…人々の間に相互不信とモラルの混乱が広がっている、そんな世相を反映しているとの見方もある。


 厚別警察署管内(厚別区・北広島市)


 厚別署管内の平成29年1~12月の犯罪認知件数は961件、前年に比較して38件(3・2%減)の減少。ちなみにこの数は犯罪発生のピークとなった平成14年(3787件)の25・4%で、4分の1に減少したことになる。


 犯罪別には、他の市町村と同様に「粗暴犯」の増加が目立ち、特に暴行は平成28年36件から29年には62件に増えている。「窃盗犯」はやや減少しているものの、空き巣が各交番区域に平均していぜん発生しているほか、事務所荒しや倉庫荒しも目立ち、予断を許さない。自転車盗が前年と同数発生しているほか、車のガラスを割るなどしてバッグなどを盗む車上狙いや万引きが増加している。また、詐欺犯罪の増加で「知能犯」が増加。特に詐欺は前年の14件が29年は20件に。オレオレ詐欺に加えて、警察官や役所の職員を名乗ったりして預貯金口座の暗証番号を聞き出そうとしたり、還付金詐欺や、ハガキを送りつける架空請求詐欺ほか、あの手この手の特殊詐欺が目に見えて増えており、引き続き深刻な被害が発生している。「風俗犯」は、抱きついたり着衣に手を入れるなどの乱暴をする「強制わいせつ」が7件、一方で陰部を露出したりする「公然わいせつ」が19件といずれも増加。声掛け事案も目立っており、厚別署では「声掛けでも何かあったらすぐ通報して欲しい」と呼び掛けている。


 江別警察署管内(江別市・新篠津村)
 江別署管内の刑法犯認知数は、平成27年が679件、前年比21・9%減と大幅に減少し、28年も628件同7・5%減となったものの、平成29年には645件同2・7%増と増加した。29年の認知数は近年のピークだった平成14年(2430件)に比較すると26・5%、約4分の1。殺人強盗など「凶悪犯」は強姦が1件。「粗暴犯」は前年の20件に対し、平成29年は51件と2倍以上。とりわけ大麻、野幌、江別駅前交番地域を中心に暴行(暴力をふるう犯罪)が多く発生し、また、他地域も含めて傷害(けがをさせる犯罪)も増加。道内各市町村と同様に、暴行・傷害の認知件数(通報されて件数)が急増している。


 「窃盗犯」は侵入盗は減少したが、空き巣や金庫破り事務所荒し、倉庫荒しなどの発生はいぜん多く、気が抜けない状況。非侵入盗では自転車盗、自動車盗、車上ねらい、置引きなどが前年より増加。万引きなどもいぜん多い。万引き犯が暴れ出すことによって事後強盗という凶悪犯罪につながることもあるという。オレオレ詐欺などの特殊詐欺が江別でも身近に発生している。


 「知能犯」は平成28年に11件に増加したのが、平成29年には2倍以上の29件に急増。オレオレ詐欺や架空請求詐欺、還付金詐欺など、さまざまな手口に広がった特殊詐欺事件が多発し、詐欺だけで前年の11件から平成29年には25件にも増加。十分な注意が呼び掛けられている。「風俗犯」の発生(認知)件数も2倍以上に急増。平成28年は10件だったのが、29年には21件。抱きついたり、着衣に手を入れるなどの乱暴をする「強制わいせつ」が5件、一方で陰部を露出したりする「公然わいせつ」は3倍以上の16件と、ともに多発している。


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