2018年09月28日号

台風、地震…震源地に思いをはせて


 江別に住まいして、厚別に事務所がある。それでも、震源地の厚真町で震度7を、この近辺でも震度5強を記録した9月6日未明の大地震(北海道胆振東部地震)の衝撃は大きかった。テレビは厚真町の被災状況が連日映し出された。しかし、むかわ町など、その周辺で発生していた大きな被害が軽く扱われた感じで胸が痛んだ…。


 実は、地震の陰に隠れてしまった感じだが、その前日の台風の被害も大きいものだった。9月4日深夜から5日早朝にかけて、関西などに大きな被害を与えた大型の台風21号が通過し、江別市で33メートル強など、道内各地で観測史上最大の瞬間風速を記録。江別や厚別でも屋根などを吹き飛ばされたり、巨大な老木が無残にも根こそぎ倒されたりした。倒木で野幌森林公園は立ち入り禁止になり、道路はいたる所で通行止めになった。JRも多くが運休し、倒木などで函館本線も終日止まった。


 地震はその次の日の夜明け前に起こった。厚真町、安平(あびら)町、むかわ町…震源地では信じられない規模で山々が崩壊し、多くの家屋も押しつぶされた。揺れで全壊・半壊した建物も多い。震度6弱を記録した札幌市東区では、下を地下鉄が走る幹線道路が数キロにわたって陥没。清田区では盛り土をして沢地を埋めた住宅地などで液状化が頻発した。そして、地震直後の全道全域停電…ブラックアウトと称される大規模停電の発生。交通機関のほとんどがストップし、断水が広がる。自家発電で何とかつなぐ医療機関。企業活動、生産活動もすべて止まった。冬だったら取り返しのつかない事態になったはずだ…。


 死者41人、負傷者681人、住家の全壊139棟、半壊242棟、一部破損1773棟――9月18日午前9時時点での被害状況(消防庁)という。新聞は「公共土木施設の被害額が1164億円に上り、農林水産業、観光業も含めた被害総額は判明分で1900億円近くに達した(中略)金額はさらに膨らむ見通し」(9月21日北海道新聞朝刊)と報じた。


 地鳴りがしてドンという衝撃で揺れが来るのがこの地震の特徴だったように思う。しばらく余震が続いて、地鳴りへの恐怖感や、身体がいつも揺れている感じがまだ取れていない。遠く離れてこうなのだから、震源地の辺りはたまったものではないだろう…と、ただただ思いをはせている。


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