2018年10月12日号

もう晩秋


 10月に入って朝晩がぐんと冷え込んだ途端、秋の虫の鳴く声がピタリと止まった。ジーと鳴り続けた地虫の声も、ルルルル…と間断なく鳴くカンタンも、リリリ…リリリ…と初めは元気が良かったのが、秋が深まるにつれてヒヨヒヨヒヨと、連れ合いを見つけることができなかったのかまことに弱々しい声に変わったエンマコオロギもみんな鳴き止んで、とりわけ夜はシンと静まり返ってしまっている。何か鳴いていないかと耳を澄ましてみたら、シーンと耳鳴りのような音が聞こえるばかり。草の葉に冷たい露が結ぶ、二十四節気の「寒露(かんろ)」の季節を迎えて、もう晩秋の気配が濃い…。


 とはいえ、このところ日本全国天災続きで、季節の移ろいなどの感慨にひたっている余裕を持てないでいる。テレビでは週末にまた台風(25号)が来るというニュースを何度も流している。朝鮮半島をちょっとかすったらわざわざグイッと方向転換し、日本海を北上して津軽海峡辺りを太平洋に抜けるのだそうだ。胆振東部地震と先の台風被害の爪痕が大きく、毎日のように余震が続いている北海道にまた来ると聞いて、うんざりした。まだ稲刈りなどが残っている東北の被害も心配になる。


 まったく今年の台風は意地が悪い…と思う。中でも、豪雨で大きな災害に見舞われた西日本を狙い撃ちするように、伊勢湾辺りに上陸しても再び被災地へ進路を変えた台風12号には、自然現象とはいえ底意地の悪ささえ感じて驚いてしまった。


 冬が近い。地震などの災害や停電になった時をあれこれ想像(想定)して準備しなければ…と思っている。


ダイエットクッキー

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