2019年02月01日号

節分、そして春へ


 「節分」は読んで字のごとく「季節の分かれ目」のこと。だから立夏や立秋や立冬の前の日も“節分”なのだが、そのうちに、1年間の季節のめぐりを太陽の運行から24区分した二十四節気の「立春」の前の日を、特にそう言うようになったとか。冬が明ければ暖かくなる。日が長くなって動ける時間が増える。寒さに震えて凍え死ぬ危険も去り、野山で食料も手に入れやすい季節が始まる…。春の訪れは、昔々の人々には特別待ちこがれた日ではなかったか。厳しい寒の季節の最後の日。次の日は「立春」。もちろん暦の上の話だけれど、「春」が来るのだ…。


 2019年の節分は2月3日。邪を祓(はら)う「豆まき」の日ではあるけれども、最近は、関西から始まったのり巻きを食べる“風習”(起源には諸説ある)が全国に広がって、売れ残った膨大な量ののり巻きが捨てられる、神様もあきれ返るような“バチ当たり”な騒ぎが問題になっている。インターネットを見たら――恵方巻(えほうまき)とは、節分に恵方を向いて無言で食すると縁起が良いとされる巻寿司のこと。「恵方巻」という名称は1989年にセブン―イレブン広島市中区舟入店が「大阪には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」と聴いて(原文ママ)仕掛けたことにより、1998年から全国へ広がり、2000年代以降に急速に広まった。それ以前に「恵方巻」と呼ばれていたという文献類は見つかっていない(ウィキペディア=一部略)――という解説があった。


 そして、2月4日「立春」。“春”とはいえ、現実はまだまだ雪の中。それでも、日差しは日に日に強くなって、森では木々のまわりの雪がとけ始め、芽がふくらみ、雪の布団の土の下では、芽吹きの時を迎える準備が進んで、どことなく春めいてくる。2019年は翌5日が旧暦の1月1日、旧正月に当たって、文字通りの新春だ。


 日の光にきらめく雪の結晶の輝きを浴びながら、子供たちが雪まみれになって遊ぶ…。春の訪れを歓喜するような、そんなキラキラした季節を迎える。


穴あきレギンス

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