2019年03月08日号

ニャンコ事情、今むかし


 生まれた時にはもう、猫の「ニャンコ」と犬の「コチ」がいた。ニャンコは自由気ままで、しかし夜になるとしっかり“つとめ”を果たしネズミを獲っては見せに来る。すると祖父なり父なりが「ケンナリ、ケンナリ(おそらく“賢なり”)」といつもの言葉で褒め上げ、その“儀式”が終わると、満足そうにして物陰に行き、獲物を食べ始めるのだった。犬のコチはどこへ行くにも一緒だった。“子供の面倒”を律義にこなし、怪しい事があったら吠えたてた。百姓家では猫はネズミを獲る役割、犬には番犬としての役割がしっかりあった。そこに共棲する必然性が明確に存在していた気がする。


 ニャンコにもコチにも、米の飯にみそ汁をかけた、いわゆるネコマンマがしっかり与えられた。化学調味料が出回る前はイワシの焼干しか煮干しでみそ汁の出汁(だし)を取った。その尾頭付きが2~3匹のっている。人と同じものなのだからごちそうだ…。


 猫の絵のついたのを猫ブランドの人用の缶詰だと思って「おいしく…」食べていた外国の人の話題が、日本語学校のエピソードとして紹介されていた。それほど品質が良くなっているのかもしれない。ペットフードでないと与えないという人が今は多いという。「うちの猫は刺身もサンマの焼いたのも食べない」という人がいてびっくりした。魚を猫にやろうとして怒られたという話もあった。聞いたら「魚のとげが刺さったら大変だ」…。


ICレコーダー サンヨー

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