2019年03月15日号

早い春


 札幌管区気象台によると3月9日朝時点での札幌地方の積雪は23cm。平年のほぼ3分の1で、雪どけは急ピッチで進んでいる。2月中頃から目立った降雪はほとんどなく、平均気温もほぼプラス。路上の雪はみるみるとけて、道路際にまだ雪が残っていたりするのだが、3月に入ったらもう自転車に乗り始めた人もいて、車を運転していて何度かヒヤッとする場面があった。


 3月9日の札幌の積雪(最深積雪)がこの半世紀で最も少ないのは今から30年前の1989年の11cm。2番目に少ないのが翌年1990年と今年2019年の23cm。いずれにしてもこのままの感じで推移すれば、30年ぶりに早いペースで“春”到来ということになる。ちなみに、気象台のデータによれば、1989年の3月の札幌地方は13日に積雪ゼロとなり(25日に2cmの一時的積雪)、翌1990年は3月16日に積雪ゼロになった(25日・26日・27日に2~3cmの一時的積雪)と記録されている。今年も3月半ばには積雪ゼロになるかもしれない…。


 ところで、30年前の1989年は「平成元年」。1月7日に昭和天皇が崩御(ほうぎょ)され、1月8日、元号法により改元、「平成」が始まった年に当たる。ちょっと強引かもしれないけど、“平成最後の年”は“平成の始まりの年”と同じにめったにない早い春を迎えている。1989年は2月に漫画家の手塚治虫さんが死去。6月には美空ひばりさんが死去し、前の年に引き続きリクルート事件が世間を騒がせた。国際的にはソビエト共産党が敗北し、2年後の連邦崩壊へと向かうほか、中国では天安門事件が起きる。そして、11月10日、ベルリンの壁崩壊。24日にはチェコスロバキアでビロード革命により、共産党政権が崩壊…。第2次世界大戦後の世界の体制が大転換する、激動の年になった。


 ちなみに、1989年のサクラの札幌の開花日は、4月29日。気温のせいか、翌1990年の開花日が4月25日で一足早い。さて、2019年は…?


ICレコーダー キュリオム

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