2019年04月05日号

生き生きと、春


 北国の春は彼岸を過ぎてちょっと足踏み。4月も初旬の日本海側はやや寒い日が続き、カラッとした暖かい陽気になるのは中旬以降…などと、札幌気象台の1ヵ月予報は言っていた。それでも春はいつもより早い感じがする。あの輝くような福寿草の、黄色の絹の花がそこここで咲き出したそうな。


 「♪春が来た、春が来た、どこに来た。山に来た、里に来た、野にも来た」(高野辰之作詞・岡野貞一作曲「春が来た」)や、「♪どこかで春が生まれてる~、どこかで水がながれだす~/どこかで雲雀(ひばり)がないている~、どこかで芽の出る音がする~」(百田宗治作詞・草川信作曲「どこかで春が」)など、春の歌にはつい口ずさんでしまうものが多い。やはり、待ちこがれていたからだろう。


 「すずめがなくな、いいひよりだな、うっとり、うっとりねむいな。」(金子みすゞ「春の朝」より)。う~んと伸びをしたり、ほんわか微睡(まどろ)んでみたり…。


 子供の頃、雪がとけ出すと土の上や草むらを歩くのが無性にうれしかったのを思い出す。山ぎわや土手からは清冽(せいれつ)な雪どけ水がほとばしるように流れ出している。春の日ざしの水色の空には、柔らかにそよぐ風に乗って白いちぎれ雲が浮かんでいる…。4月5日は二十四節気の「清明(せいめい)」。すべてが生き生きとして、清々(すがすが)しく明るい気があふれる、そんな青春の季節…。


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