公開講座石山周辺の地形・地質解説と札幌軟石の見学 「4万年前、札幌を埋め尽くした支笏火砕流」 6月8日、石山緑地公園ほか

北海道総合地質学研究センター主催の第4回公開講座「4万年前、札幌を埋め尽くした支笏火砕流―札幌軟石は支笏火山の置き土産―」が6月8日(土)午後1時~3時、石山振興会館(南区石山1条3丁目1―30/旧定鉄・石切山駅舎)と石山緑地公園(南区石山78)で開かれる。参加費は1000円(高校生以下500円、保険代・資料代含む)。定員は30人。申し込みは5月31日(金)まで。 案内者は、北海道総合地質学研究センターの関根達夫さんと岡村聡さん。当日は、まず、元の定山渓鉄道「石切山駅(現石山振興会館)」で石山周辺の地形・地質の解説の後、、石山緑地公園で札幌軟石を見学。軟石で建てられた旧石山郵便局も見るという。 支笏火山は4万1千年前に巨大カルデラ噴火をし、その火砕流たい積物が札幌市から千歳市・苫小牧を含む広範囲を埋め尽くした。もしも今日、 噴火したら250万人の人命が失われると言われる。石山の市街地には火砕流が厚くたい積し、下部は高温と圧密により溶結凝灰岩 (札幌軟石) となり、明治期以降、 石材として採掘が行われてきたという。 申し込み・問い合わせ/北海道総合地質学研究センター電話080―5830―2016。