札幌市社会福祉大会…南極料理人西村淳氏迎えて記念講演 「極寒の南極生活で得た知恵と工夫」 7月4日、カナモトホール

 第42回札幌市社会福祉大会の記念講演「身近なもので生き延びろ~極寒の南極生活で得た知恵と工夫~」が7月4日(木)午後2時10分~3時40分、カナモトホール(札幌市民ホール/北1西1)で開かれる。入場無料。当日直接会場へ。手話通訳、要約筆記が付く。
 講師は南極料理人の西村淳氏。1952(昭和27)年、留萌市生まれの西村氏は、海上保安庁在任中に第30次南極観測隊、第38次南極観測隊に参加。第38次隊では、地球上最も過酷といわれる平均気温マイナス57度(当時)の「ドームふじ基地」で越冬した。著書「面白南極料理人」はその毎日をつづった“爆笑”エッセイ。巡視船「みうら」の教官として後進を指導した後、札幌で食を通して様々なコミュニケーションを図る「オーロラキッチン」を設立。2009年8月、著書「面白南極料理人」が映画化され、主人公・西村さんの役に堺雅人を迎え全国で公開。現在は執筆業に加え、講演会、テレビ・ラジオ・雑誌などのメディア出演、フードプロデュースなど多方面で活躍している。
 大会は札幌市社会福祉協議会、札幌市共同募金委員会、札幌市の主催。記念講演前の午後1時~2時、社会福祉功労者などの表彰式もある。
 問い合わせ/大会事務局(札幌市社協)【TEL】614―3345。