地質学研究センター公開講座…縄文海進の世界 「化石(珪藻)から石狩平野の生い立ちを知る」 7月6日・13日、かでる2・7


 縄文海進は約1万1000年前から6000年前の温暖化により生じたもので、石狩平野の形成に大きくかかわっています。この講座では、地質学の基礎知識と共に、大きさ0・05前後の珪藻化石の分析から同平野の形成過程を説明し、他地域の平野の結果も紹介します(案内より)――北海道総合地質学研究センター主催の「小さな化石(珪藻)から石狩平野の生い立ちを知る―縄文海進の世界―」が7月6日(土)と13日(土)いずれも午後1時30分~3時30分、かでる2・7の620会議室(北2西7、植物園正門前)で開かれる。参加費は1回1000円(1回のみの参加も可、高校生以下は半額)。定員は各30人。申し込みは7月2日(火)まで。
 講師は酪農学園大学非常勤講師で、同センターの嵯峨山積副理事長。講座内容は、6日が①地質学の基礎知識、第四紀の氷河期と間氷期、完新世の縄文海進②珪藻化石の役割(地質年代決定と堆積環境)、珪藻群集と塩分濃度との関係。13日が③石狩平野や我が国の沖積平野、変動する海水面④珪藻化石による石狩~長沼低地や他地域(厚岸湾や猿払川流域、伊勢平野)の検討、塩分指数の意義―。
 申し込み・問い合せ/特定非営利活動法人北海道総合地質学研究センター【TEL】080―5830―2016。