岡田利規氏と山田晋平氏の新しい形式の演劇 〈映像演劇〉スカーツコートで上演/展示 7月14日~8月1日、中央区

 岡田利規氏(演劇作家・チェルフィッチュ主宰)と山田晋平氏(舞台映像デザイナー)が取り組む新しい形式の演劇、チェルフィッチュの〈映像演劇〉「風景、世界、アクシデント、すべてこの部屋の外側の出来事」の上演/展示が7月14日(火)~8月1日(土)午前11時~午後7時、スカーツコート(北1西1/札幌市民交流プラザ1階)で行われる。入場無料。
 〈映像演劇〉で上演/展示されるのは、スクリーンなどに投影された、等身大の役者の映像。映像の中で、役者は役を演じるが、そこには背景も奥行きもない。映像だからこそ、観客は接近したり凝視したり、通常の「演劇」とは異なる鑑賞の仕方をすることができる。
 期間中は、スカーツスタジオで滞在制作した4本の新作を上映/展示する。作・演出は岡田氏、映像は山田氏、出演(映像)は足立智充氏、椎橋綾那氏。観客が映像を鑑賞し、役者の演技と観客の想像力とが合わさる時、映像が投影された空間は、演劇の生まれる空間に変わる。〈映像演劇〉を見ることで、観客は「演劇」として発生するフィクションと、「映像」であることで発生するフィクションという、2つの領域を同時に経験することになるという。
 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、展示時間などが変更となる場合がある。また、来場の際はマスク着用など、感染拡大防止への協力も呼びかけている。
 問/札幌文化芸術交流センタースカーツ【TEL】011―271―1955