伊能図など国宝6点・重文33点をふくむ約100点展示 特別展「アイヌ語地名と北海道」 9月23日まで、北海道博物館

 伊能忠敬の測量地図や菅江真澄の日誌など国宝6点、国指定重要文化財33点をふくむ約100点を展示する、北海道博物館の第5回特別展「アイヌ語地名と北海道―地名をとおして北海道を見つめ直す」が9月23日(月・祝)までの午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)、北海道博物館2階特別展示室(厚別町小野幌53―2)で開かれている。期間中は土日祝を中心に、講演会やワークショップ、特別フォーラムなどが行われている。
 7月中旬以降~7月末の関連イベントは次の通り。
 【講演会】▽「蝦夷通詞とアイヌ語地名」…7月20日(土)13時30分~15時30分、同館講堂。参加無料。対象は中学生以上。定員80人。事前申し込みを。講師は北海道大学の谷本晃久氏=蝦夷通詞の記したアイヌ語地名のすがたや意義について。
 【特別フォーラム】▽「ふるさとの〈地名〉をみつめて」…7月17日(水)13時30分~15時30分、同館講堂。参加無料。対象は中学生以上。定員は80人。事前申し込みを。講師は平取町立二風谷アイヌ文化博物館の関根健司氏、アイヌ料理の店「喫茶ポロンノ」店主の郷右今好古氏=平取と阿寒、それぞれの地域で〈地名〉をめぐる取り組みを続けてきた経験を。
 【子どもワークショップ】▽「地図を楽しもう!」…
7月27日(土)13時30分~15時30分、同館講堂。参加無料。対象は小・中学生(小学生以下は保護者と一緒に)。定員は40人。事前申し込みを。講師は北海道博物館の鈴木明世氏、鈴木あすみ氏、遠藤志保氏、北海道地図㈱スタッフ=自分の身体で距離を測る方法を学んだり、大きい地図をもとに自分たちの住んでいるところを見てみたり、昔の地図と今の地図を比較したり…(8月3日〈土〉にも同じ内容で開催)。申し込みは行事専用電話(【TEL】898―0500)。
 問い合わせ/北海道博物館【TEL】898―0466。