16世紀末、ローマに現れた天才画家と同時代の画家の作品 北海道立近代美術館「カラヴァッジョ展」 8月10日~10月14日、講演会も

 圧倒的な描写力、強烈な明暗、観る者を引き込む生々しさ……16世紀末、ローマに現れた天才画家・カラヴァッジョの人物画、風俗画、宗教画など、日本初公開の「病めるバッカス」など10点あまりの作品(帰属作品含む)と、同時代の画家の作品あわせて約40点を展示する「カラヴァッジョ展」が10月14日(月・祝)までの午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)=9月の金曜日は午後7時30分まで(入場は午後7時まで)、北海道立近代美術館(北1西17、地下鉄西18丁目駅4番出口5分)で開かれている。料金は一般1600円、高校・大学生800円、中学生600円。小学生以下無料(要保護者同伴)。
 北イタリアのミラノに生まれたミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョは、13歳から絵画修業を始め、やがてローマに出てその画才を発揮。少年像や風俗画の秀作、そして独特な視点と迫真の写実による宗教画の傑作を次々と制作、大評判となったという。
 問い合せ/北海道立近代美術館【TEL】644―6882。