◆NHKスペシャル「そして安楽死は行われた~ある日本人と家族の記録~(仮)」

NHK・Eテレ6月2日(日)21時~21時49分=安楽死が容認され海外からも希望者を受け入れている唯一の国スイスで、初めて日本人の安楽死をテレビカメラで記録した。3年前に、全身の機能が失われる神経難病と診断されたAさん。「人生の終わりは、意思を伝えられるうちに、自らの意思で決めたい」と、スイスの自殺幇助(ほうじょ)団体に登録した。安楽死に至るまでの日々、葛藤(かっとう)し続けたのが家族だ。自殺未遂を繰り返す本人から、「安楽死が唯一の希望の光」だと聞かされた家族は、「このままでは最も不幸な最期になる」と考え、自問自答しながら選択に寄り添わざるを得なくなった。そして、生と死を巡る対話を続け、スイスでの最期の瞬間に立ち会った。