連続講座・講演会の第1回「北海道にもたらされたモノたち」 旧石器からビールまで 7月18日、道立埋文センター

 北海道立埋蔵文化財センター連続考古学講座・講演会「旅する考古学」の第1回「北海道にもたらされたモノたち~旧石器からビールまで~」が7月18日(土)午後1時30分~3時30分、同センター2階研修室(西野幌685―1)で開かれる。参加無料。対象は中学生以上で定員は66人。事前申し込みを。なお、新型コロナウイルス感染症予防のため、当日の受け付けは定員に達していない場合でも受けないという。
 講師は、北海道埋蔵文化財センター理事長の長沼孝氏。四方を海に囲まれた北海道。北と南から海を越えてヒトの行き来があり、さらに多くのモノがもたらされている。北海道にヒトが住み始めた旧石器時代から現代のビールまで、モノの動きを考古学的に考える。
 参加者にはマスクの持参・着用といった新型コロナ感染拡大予防対策を促す。詳細は同センターの公式ホームページに記載している。
 旅する考古学は来年3月まで7回の講座・講演会を予定。各講座・講演会の受付は実施日の1カ月前から電話で受け付ける。2回目以降の予定は次の通り。
 ▽旅する考古学2「ヒスイの道」=9月12日(土)、講師は木島勉氏(新潟県糸魚川市長者ケ原考古館館長・学芸員)。▽旅する考古学3特別講演会「サピエンス日本上陸~3万年前の大航海~」=10月3日(土)、講師は海部陽介氏(国立科学博物館人類研究部研究グループ長/東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授)。▽旅する考古学4「縄文人に挑戦!」=10月24日(土)、講師は坂本尚史氏・立田理氏(北海道埋蔵文化財センター主査)。▽旅する考古学5秋季講演会「黒曜石3万年の旅~黒曜石の考古学~」=11月14日(土)、講師は堤隆氏(明治大学黒耀石研究センター客員研究員)。▽旅する考古学6「幻の貝『オオツタノハ』を追う!~縄文から古墳時代まで6000年間、日本列島の人びとを魅了した貝輪素材~」=1月23日(土)、講師は忍澤成視氏(千葉県市原市教育委員会ふるさと文化課主幹)。▽旅する考古学7「赤い土器はどこで作られたのか~赤彩土器を追う~」=3月13日(土)、講師は阿部明義氏(北海道埋蔵文化財センター主査)。
 申・問/同センター【TEL】011―386―3231