「ゆずり葉の頃」追悼上映会 八千草薫さん最後の主演作 7月25日、札幌市教文会館

 女優・八千草薫さんの最後の主演作で、第36回モスクワ国際映画祭特別招待作品「ゆずり葉の頃」(2014年・日/中みね子監督/102分)を上映する、札幌映画サークル主催の追悼上映会が7月25日(土)、札幌市教育文化会館4階講堂(北1西13、地下鉄西11丁目駅1番出口5分)で開かれる。上映開始時刻は①午前10時30分②昼12時30分③午後2時30分④午後4時30分⑤午後6時30分。料金は1000円。各回52人限定。事前にメール、電話で受け付ける。プレイガイドや当日券の販売はない。
 過去を封印して生きてきた年老いた女性を主人公に、日本を代表する名優の八千草薫さんと仲代達矢さんが共演した感動的な人間賛歌。思い出の絵を捜す旅をする主人公を通して、彼女の人生と戦後の貧しい状況の中で胸にしまっておいた思いをつづる。共演は、風間トオルさん、岸部一徳さん、竹下景子さんら。「日本のいちばん長い日」などの故岡本喜八監督の妻で、プロデューサーの岡本みね子氏が旧姓の中みね子で監督を務める。繊細な物語と、美しい着物や日本画家・宮廻正明氏による劇中画なども見どころだという。
 新型コロナウイルス感染症対策としてホール内は換気に注意し、受付には消毒液も用意。一定の間隔を空けての着席になる。来場者にはマスク着用なども呼び掛けている。
 申・問/札幌映画サークル・岩本さん【TEL】090―7055―0074、
【メール】sapporocinema@yahoo.co.jp