カモ、セミなど6グループ約40種 「まちの自然環境考える機会に」

 今年は、カモ、マルハナバチ、セミ、クワガタ、トンボ、木の実の6つのグループ約40種類の動植物を調査する。参加者には、見分け方をイラストなどで紹介したミニ図鑑が配布され、それを参考に対象種を探してもらう。  報告するのは、見つけた場所と日にち、見つけた状態(成虫、幼虫、ぬけがら、鳴き声など)。撮影が可能であれば、写真も撮ってもらう。  対象としている生き物の中には、大きな木のある公園やまとまった水辺にしか見られないものもいて、その場所の環境を知る手がかりとなる。  事務局の㈱さっぽろ自然調査館の渡辺修代表は「身近な生き物の学術的なデータは、意外と少ない。調査を通じて、まちの自然環境を考えるきっかけにしてほしい」と話している。  調査は9月末まで。  申・問/さっぽろ生き物さがし 2020事務局(【TEL】011―892―5306、【FAX】011―892―5318、電子メール【メール】sapporo-ikimono@cho.co.jp、〒004―0051札幌市厚別区厚別中央1条7丁目1―45山岸ビル3階)