江別市が介護業界の就労支援 9月から入門研修スタート

 江別市は、介護業界の人材確保と定着を目的に「介護人材養成支援事業」を始める。
 介護サービスの需要が高まる中、その担い手は全国的に不足している。同事業は、介護業務の未経験者など幅広い人材を対象に、初歩的な研修を行い、資格取得や就業までをサポートする。
 研修は、介護に関する「①入門研修」(定員15人)から始め、修了者の中から7人が、さらに専門的な「②介護職員初任者研修」に進んで同資格を取得することができる。
 ①入門研修の修了後、②初任者研修に進まない人は、同事業の委託業者のサポートで、高齢者入所施設やデイサービスなど市内の介護事業者とのマッチングを行い、就労を目指す。②初任者研修は座学と実地研修の期間中、委託業者の短期雇用(最長2カ月)となり、給与(時給1050円、社保完備・交通費支給)が支払われる。
 個人が介護事業所に直接応募して就労するのではなく、市の委託業者を介した就労支援や職場実習を踏むことで、仕事のミスマッチをできるだけ防ぎ、人材の定着を図る。
 ①入門研修は9月23日(水)・24日(木)・25日(金)の3日間、計21時間。会場は江別まちなか仕事プラザ(野幌町10―1イオンタウン江別2階)。②初任者研修は9月28日(月)~10月21日(水)の18日間(1日8時間)。会場は江別市勤労者研修センター(緑町西1丁目103)。現場実習は10月22日(木)~11月24日(火)の22日間行う。
 応募期間は9月15日まで。申/キャリアバンク㈱【TEL】011―251―0707(斉藤さん)