「混住」の時代心の交流を描く劇団札幌座公演 「フレップの花、咲く頃に」 8月25日、えぽあホール

 演劇による街づくりに取り組む、江別演劇プロジェクトWinds主催の江別振興公社50周年記念事業・札幌演劇シーズン2020―夏参加作品札幌座公演「フレップの花、咲く頃に」が8月25日(火)午後7時~、えぽあホール(大麻中町26―7、JR大麻駅5分)で開かれる。8時50分に終演予定。料金は一般2000円、学生1000円。小中高生は無料招待(要事前申し込み)。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として収容人員を会場定員の50%にして開催するという。
 作品は、北海道演劇財団理事を務める吉岡潤三さんのサハリンからの引き上げ体験を読んだ、演出家で同財団芸術監督の斎藤歩さんが、ホエイ・劇団野の上の山田百次さんに依頼して戯曲化。朝鮮人、日本人、ロシア人、樺太アイヌたちが国家・民族の垣根を越えて、一つのコミュニティーを奇跡的に形成していた「混住」の時代の個人レベルでの心の交流を描いている。出演は、山田百次さん、西田薫さん、大麻高校演劇部出身の熊木志保さんほか。
 Windsでは今回、江別市内の9社1グループから協賛金を受け、「未来へのチケット」と題して小中高生を無料招待。子どもたちには、任意で演劇の感想文を書いて提出してもらい、優秀賞の数人を来年の「札幌演劇シーズン2021」の8公演に招待する意向だ。
 申・問/Winds・平田さん【TEL】090―8637―8461