コロナ禍で苦境に立つ飲食店 PR動画で応援 地元の食の魅力共有したい 江別青年会議所 約30店を取材 食レポにも挑戦

 一般社団法人・江別青年会議所(池田芳輝理事長)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大きな打撃を受けた地元飲食店や飲食関係の小売店を応援しようと、インターネットの動画共有サイトで、各店のPR動画の配信を始めた。事業担当の高橋利光さんは「地元飲食店の魅力をあらためて見つけてもらうきっかけになれば」と話している。
 
 「食べて応援!コロナ禍を乗り越えよう!~Local Food Cheering プロジェクト~」。江別市の魅力のひとつである「食」関係の事業者を支援する取り組み。
 新型コロナウイルスをめぐっては、飲食店のテイクアウトをPRするWEBサイトやプレミアム(割り増し)付きチケットなど、各団体が様々な取り組みを行っている。
 江別青年会議所は、「安心」「魅力」「共感」をテーマに、独自の切り口で飲食店を支援しようと、7月から動画制作に着手。取材は、会議所メンバーのうち約20人が2~3人のグループに分かれて、仕事終わりや休日を利用して、江別市内の飲食店で行った。
 紹介するメニューは上限を2000円までと決めて、居酒屋、洋食、ピザ、焼肉、菓子、パン、ラーメン、喫茶店など30店以上をまわった。動画には店主によるPRコメントや各店の新型コロナウイルス対策、会議所メンバーが食レポする様子などが収められている。動画の長さは、1店あたり1~3分。撮影と編集はすべてスマートフォンだが、要所でテロップを入れるなど、凝ったつくりになっている。
 さらに飲食にかかる費用はすべてメンバーの自腹。撮影後、そのまま懇親会に発展することもあり、取材自体が飲食店への応援にもなっている。
 高橋さんは「ふだん利用している身近な飲食店の魅力を、今回の動画制作でより深く知ることができた。その魅力を多くの江別市民と共有して、地元の飲食店を盛り上げていきたい」と話している。
 動画は江別青年会議所のホームページ(http://w
ww.ebetsu-jc.com/)で視聴できる。
 問/江別青年会議所(江別市8条7丁目2)【TEL】011―383―9678