行方不明になったり、亡失した作品から好太郎の画業をひも解く 「まぼろしミギシとともに」 9月4日まで、三岸好太郎美術館

 行方不明あるいは亡失してしまった「まぼろしミギシ」作品の数々。それらの画像パネルや当時の展覧会評を、現存作品とともに展示し、10年あまりの三岸好太郎の変転しつづけた画業を丁寧に紐(ひも)解きます(案内より)……北海道立三岸好太郎美術館の「まぼろしミギシとともに」が9月4日(水)までの午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)、同美術館(北2西15、地下鉄西18丁目駅4番出口7分)で開かれている。料金は一般510円、高大生250円、65歳以上、中学生以下、障害者手帳を持っている人は無料。
 ◇「フランク・シャーマンコレクションーあるアメリカ人を魅了した浮世絵 GHQの出版統制官だったフランク・シャーマンが藤田嗣治ら日本の作家や文化人との交流のかたわら、集めた日本美術の中から浮世絵に焦点をあてて紹介する「フランク・シャーマンコレクションあるアメリカ人を魅了した浮世絵」が、「まぼろしミギシとともに」と同時開催されている。8月3日(土)と17日(土)のそれぞれ午後2時~2時30分、浮世絵について解説する「学芸員のギャラリートーク」(要観覧料)も。
 問い合わせ/三岸好太郎美術館【TEL】644―8901。