生活の移動手段、自転車が人気 年配者にはメーカー品の電動式も

 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が求められるなか、通勤・通学や買い物など生活の移動手段として、自転車への関心が高まっている。  江別市向ヶ丘7―1の「なんぶ商会」では例年、春の入学シーンに合わせて、新作モデルの折込チラシを近隣に配布している。しかし、今年は新型コロナの影響で中国の自転車製造が一時ストップ。1カ月ほど遅れての入荷となり、折込での宣伝を取りやめた。加えて、小中高校の臨時休校が重なり、学生の需要はやや低調。新作モデルが揃う今後、動きが出ることに期待している。  一方、ふだん通勤にバスや電車を利用している労働世代の需要は高まっている。「まち乗りやツーリング向きのクロスバイクやドロップハンドルでよりスピード感が楽しめるシクロクロスが人気です。コロナを機に、新車をお求めになる方や、久しぶりに愛車の整備に来られるお客さんが増えました」と南部毅社長。売れ筋は3~4万円台が中心。また、運転免許証を返納した60代後半の高齢者が電動自転車を購入するケースも増えた。「車の維持費を考えると、メーカー品の10~12万円くらいのハイグレードなタイプを選ぶ方が多い」という。自転車を利用する時も、マスクの着用とソーシャルディスタンス(2m)の確保をお忘れなく。  問/なんぶ商会【TEL】011―383―2246。