基調講演は「アイヌ民族の権利、日本政府の義務」… シンポ「先住権なき『アイヌ新法』を問う」 8月4日、エルプラザ4階

 アイヌ施策推進法が可決、施行されました。アイヌが被(こうむ)った歴史的事実をふまえ、この法律の問題点を明らかにします(案内より)――シンポジウム「先住権なき『アイヌ新法』を問う」が8月4日(日)午後1時30分~4時30分、札幌エルプラザ4階大研修室ABC(北8西3、JR札幌駅北口地下歩道3分12番出口)で開催される。参加資料代500円。当日直接会場へ。
 基調講演は「先住民族の権利に関する国内的・国際的根拠――アイヌ民族の権利、日本政府の義務」(恵泉女学園大学・上村英明教授)。パネリストに、新井かおり(ヘイトスピーチに対抗する市民活動団体C・R・A・C・NORTH=クラック・ノース=)、鹿田川見(元旭川博物館学芸員)、沖津翼(ニュージーランドの先住民族・マオリの文化や言語を学ぶ「アオテアロア・アイヌモシリ交流プログラム」実行委委員)の3氏が招かれ、司会・進行を少数民族懇談会の原島則夫氏がつとめる。
 主催は少数民族懇談会(清水裕二会長)。後援はコタンの会、北大開示文書研究会、アイヌ政策検討市民会議、平取アイヌ遺骨を考える会、日本キリスト教団北海道教区アイヌ民族情報センター、日本平和学会東北・北海道地方研究会、民衆史道連、札幌郷土を掘る会――。
 問い合わせ/少数民族懇談会・清水さん【TEL】090―9517―4351。