パン屋さんめぐりが楽しくなるバッグ パンコーディネーター森まゆみさん監修

 札幌を中心に道内全域で活動するパンコーディネーター、森まゆみさんが監修したパン用のトートバッグ「パンTOTE(トート)」が人気を集めている。ネット通販のほか、現在江別蔦屋書店で開催中の地域の特産品などをデザインしたトートバッグ展にも、地元ゆかりの作品として登場している。
 森さんは、パン専門紙のライターやベーカリーアドバイザーなどを務めるかたわら、8年ほど前から道内各地の人気パン店を集めたイベントのコーディネートも行っている。テレビ、ラジオ、雑誌などのメディア出演も多く、パンの魅力を伝えながら、パン店と消費者をつなぐ存在として、広く活躍している。
 パン用のトートバッグは、「キレイな形で焼きあがったパンを、形を崩さずに持ち帰りたい」という自らの経験から生まれた。それまでは、ケーキの空き箱を持参して、その中にパンを入れてもらっていたという森さん。「パン好きのあるあるですよ」と笑う。
 森さんが監修したパンTOTEは、広くとったマチの両サイドの裏側に、フランスパンをそのまま刺せるホルダーが付いている。底の部分は、食パンなどがすっぽり入るよう、面積を大きくとり、中敷きを入れて安定させた。持ち手も自然に肩にかけられる長さに調整した。木綿製で、中敷きを外せば洗濯機で丸洗いできる。
 「パン屋さんめぐりが楽しくなるアイテムになったらうれしい」と森さん。高級食パンの人気が広がる中、今度は、食パン1斤まるごと収まるバッグなども思案している。
 江別蔦屋書店で販売しているのは、江別バージョンのデザインで2750円(税込)。通販サイト「キラキラ北海道」で「パンTOTE」と検索すれば、ネットでも購入できる。