ヒグマ、海洋プラスチック問題、フェアトレード…5講座 環境について考える「えべつ市民環境講座」 8月28日から、野幌公民館ほか

 地球環境の変遷、ヒグマの生態、海洋プラスチック問題、フェアトレードなど幅広い観点から身近な環境について考える5回シリーズの「えべつ市民環境講座~環境のこと もっと知ろう みんなで考えよう~」が8月28日(水)~10月23日(水)の午後2時~3時30分、野幌公民館研修室3・4号(野幌町13―6、JR野幌駅8分)=9月4日(水)は見学会。午前9時45分~昼12時15分、市内2事業所=で開かれる。受講無料。見学会のみバス代800円。できれば5回の受講が望ましいが、1回のみでも受講可能。定員は各回申し込み先着40人。
 予定されている講座は次の通り。
 ▽8月28日(水)14時~15時30分、「地球環境の変遷と未来~金星や火星に人は住めるか?~」…講師は北海道情報大学経営情報学部教授/宇宙情報センター長の渡部重十氏=46億年前から現在までの地球環境の変遷、温暖化の影響による50年~100年後の未来について、地球の隣りの惑星である金星や火星と比較して▽9月4日(水)9時45分~12時15分、「見学会」(①Pasco夢パン工房②米澤煉瓦工場)=昨年5月に西野幌にオープンしたパン工房と昭和14年創業の米澤煉瓦工場を見学▽9月25日(水)14時~15時30分、「野幌森林公園のヒグマについて考える」…講師は酪農学園大学農食環境学群環境共生学類教授/野生動物生態学研究室の佐藤喜和氏=ヒグマを取り巻く環境に何が起こっているのか、その生態や習性と正しい付き合い方について▽10月9日(水)14時~15時30分、「海と海洋生物の現状~気候変動と海洋プラスチック問題~」…講師は酪農学園大学特任准教授・東海大学生物学部非常勤講師・日本クジライルカウォッチング協議会会長の笹森琴絵氏=北海道近海に来遊する鯨類の生態系やそれを支える海洋環境、海と海洋生物の現状(気候変動、海洋プラスチック問題)や市民レベルの対策について▽10月23日(水)14時~15時30分、「持続可能な生産と消費~フェアトレードの事例から~」…講師は札幌学院大学経営学部教授/国際交流センター長の橋長真紀子氏=国連が掲げた「持続可能な開発目標」(SDGs)のひとつ、「つくる責任 つかう責任」、企業の責任ある生産活動と消費者の責任ある行動について。また、札幌学院大学におけるフェアトレードの取り組みやゼミ生による研究成果を紹介。
 申込み・問合せ/江別市環境課【TEL】381―1019。