だれもがちょっとしたことで陥る…さっぽろ自由学校「遊」 ひきこもり問題を考える 1月29日から全3回

 “ひきこもり”を、だれもがちょっとしたことで陥ってしまう状況と捉え、市民としてどう向き合ったら良いのか考える、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」の講座「ひきこもり問題を考える―市民としてできること」が1月29日(水)と2月26日(水)、3月25日(水)それぞれ午後6時45分~8時45分、さっぽろ自由学校「遊」(南1西5/愛生舘ビル5階501)で行われる。料金は3回で、一般3000円、会員2400円、当事者・家族・25歳以下1200円。各回は一般1500円、会員1000円、当事者・家族・25歳以下500円。当日参加も受け付けるが、できれば事前申し込みを。
 講座は1月29日が「当事者としてひきこもりの支援にかかわって…」。講師は集団型支援拠点「よりどころ」ピアスタッフの大橋伸和さん。場面緘黙(かんもく)・ひきこもり経験を持ちながら当事者の支援に当たっている大橋さんに、支援活動での経験や経験を通して考えたことなどを話してもらう。
 2月26日は「中高年のひきこもりの実態と支援―8050問題を見据えて」。講師はNPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク理事長の田中敦さん。8050問題が社会問題化している中、その実態や支援の様子、今後の課題など、自身もひきこもりの経験を持つ田中さんに語ってもらう。
 3月25日は「市民としてできること」。講師はNPO法人ジェルメ・まるしぇ理事長の新田大志さんと大橋伸和さん、田中敦さん。ひきこもり支援をしている人たちから市民にどんなサポートを望んでいるのかを話してもらい、それを受けて今、自分に何ができるかを共に考えていくという。
 申し込み・問い合わせ/さっぽろ自由学校「遊」【TEL】252―6752。