繊細で華やかな“線の魔術” チェコ出身の芸術家「みんなのミュシャ」展 1月25日~、芸術の森

 アール・ヌーヴォーを代表する芸術家アルフォンス・ミュシャ(1860―1939)。彼が紡ぎだした、「線の魔術」ともいえる華やかなポスターは、没後80年経った今なお、世界中の人たちを魅了し続けています。本展は、ミュシャが手がけたポスターなどのグラフィック作品はもとより、彼の作品に強い影響を受けた日本の明治期の文芸誌、1960年代を中心にアメリカ西海岸やロンドンで一大ムーヴメントを巻き起こしたグラフィック・アート作品、そして、日本のマンガ家やグラフィック・アーティストの作品などおよそ250点を展示。作品を通じて、時代を超えて愛されるミュシャの秘密をひも解く、かつてない試みです(案内より)――「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」が1月25日(土)~4月12日(日)午前9時45分~午後5時(入館は午後4時30分まで)、札幌芸術の森美術館(南区芸術の森2丁目75)で開かれる。料金は一般1500円(前売1300円)、高校・大学生800円(600円)、小・中学生600円(400円)。会期中は毎週月曜日休館。ただし、2月24日(月・休)は開館、25日(火)は休館とのこと。
 ◇関連イベント▽「学芸員によるギャラリーツアー」…1月31日(金)、2月20日(木)、3月25日(水)各日午後2時から(40分程度)、同美術館展示室、料金は無料(当日有効の観覧券が必要)当日直接会場へ。▽「音声ガイド」…35分程度、同美術館展示室、料金は600円=ナビゲーターは千葉雄大さん。2部構成のガイドで第1部は「ミュシャが生きたアール・ヌーヴォーの時代のドラマ風ガイド」第2部は「現代におけるミュシャ観に迫る、ドキュメンタリータッチのガイド」。
 問い合せ/札幌芸術の森美術館【TEL】591―0090。