江別市の商業施設EBRI(東野幌町3―3)内の日本料理店「兎に角」は、車に乗ったままテイクアウト料理を受け取れるサービスを始めた。
同店は、新型コロナ禍の対策として、3月から宅飲み用のおつまみセットや、看板メニューのデカ唐弁当の持ち帰りサービスを始めた。先月はテイクアウトの売り上げが全体の半分近くまで上るなど好評だったが、道と札幌市の緊急共同宣言を受けて、さらに利用しやすいサービスを始めることにした。
同店はテイクアウトも作り置きをしないため、予約をせずに来店すると料理の受け取りまで15分ほどかかる場合がある。新しいサービスでは、事前に電話予約すると、指定の時間に駐車場まで店のスタッフが届ける。客は車から降りずに商品を受け取ることができる。
同店の添田司料理長は「不特定多数の方が出入りする商業施設を敬遠されるお客様もいらっしゃると思うので、より安心して料理を受け取れるよう努めたい」と話す。
1~2人用のおうちでちょい呑みセットは2480円。デカ唐弁当は650円。5月からは、本格的な和食膳(1500円)や海鮮天丼(980円)、もつ汁定食(900円)など品数をさらに充実させる予定。営業時間は新型コロナ対策のため11時~19時ラストオーダー。テイクアウト予約も同時間内に受け付ける。
予・問/兎に角【TEL】011―398―5611。